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2008年2月 2日 (土)

30_1_11 +α(後編)

発掘のバイトをやっていた時、「潮干狩り」と呼んでいた作業メニューが時々あった。
 
通常は土の色をみながら直に掘ってゆくのだが、
近世の遺構でゴミ穴の跡だったり、「撹乱」という、既に後世にぐちゃぐちゃにされてたりするトコは重機でががあっと土をすくって積み上げ、そこから遺物だけを探し出すのだ。
 
積み上げられた小山に何人もで群がり、まるで砂遊びのようにわいわいと遺物探しをする。
 
発掘バイトは主に「学生」「60過ぎのじーさん」そして「趣味のおばさん」 の3種類で構成されている。
「潮干狩り」はその形態上、おばさんたちの最も溌剌とする作業である。

もちろん、ただのおばさんではなく「趣味の」おばさんなので、延々喋りつづけたりトンネルを開通させて喜んだり自分の見つけた遺物をオブジェのように飾ったりしながらも、作業には真剣である。
タラタラしてる学生や知ったかぶりのオヤヂには情け容赦がない。
 
が、ここで彼女たちに認められると、休憩時間にお菓子を貰えたり「極秘情報」を教えて貰えたりするのである。いきおい、真剣にならざるを得ない。
「一人で黙々と仕事やれそうでいいなあ」
と思って始めたバイトなのに、より以上に社交性と勤勉さが要求されたのである。
 
ワタシはココで「両手にスコップを持ち、『シザーハンズ』の如くしゃかしゃかと華麗に土をかき分ける」というワザを開発し、「おばさんの国」への入国を認められたのであった。

...と、自慢してみたが...

つるピースの植え替えを終え、誘引し直してから
ついでにその下にあった「シソ用プランター」の枯れシソを抜いていた。
このプランターはほったらかしにしていて、勝手にシソが生えるのを待つ予定だったのだが、
「もしかして...」と土を掘り返してみると
やはりここにも「べビー」が...

予定変更。土をシートの上にあけて「潮干狩り」開始!
両手に「ミニ熊手」(なんて言うんだろう?)を持ち、
過去の栄光を思い起こしながら一人黙々とべビー探しをしていたのであった。
ついでにごちゃ混ぜになった鉢底石もチマチマと選り分け、水洗する....
しかし
「今はこんなコトよりも植え替えを優先せねば!」
と約1時間後にようやく気付き、植え替え再開(ふぅ...)

080130cocktail01_2

次はカクテル(コクテール)。
マルチングを取り去ると、今度はキレイに平らになっている。
しかもネジバナさんもいらっしゃる。

080130cocktail02

鉢から外すと、根まわりは問題なさそう。
土が層になっているのは、去年の植え替えの時に土不足&手抜きでところどころ赤玉大量投与して増量した名残。

この鉢からはべビーは1匹だけ。
我が家の状況からすればコレは「いないも同然」!
ネジバナは別の鉢に引越しさせ、誘引も済ませた。

この時点であたりは薄暗くなってきたのだが、
この先父の一周忌で高知へ行くまで休みがないので
もうひと鉢にとりかかった。

080130julia01_2

「プリンセス・サツキ」ことジュリア。

表土の様子は「何となく不穏」...。

試しに引き上げてみると
「ドルトムントの惨劇」が再び...

080130julia02

去年の植え替え時よりも短い根っこ!
しかしこの鉢で暮らしていたコガネベビーは11匹。
ピースの半分ぐらいしかいないのに被害は倍以上?
コガネ界のギャル曽根でもいたのか?
と不思議に思いつつ植え替えを終えた頃には
すっかり日が暮れきっていたのであった。

結局この日は42匹+α(シソプランター分数えてなかった)のコガネべビーとご対面。
「ひよどりさんのタンパク源になるかな...」
と器に入れて放置してみたが、
どうやらお気に召さなかったようである...


        **********

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コメント

こんばんは。
発掘のアルバイトで培った潮干狩りの腕前が役に立ちましたね。
よかったです。(???)

バラの植え替え、剪定、誘引って、、結構疲れますよね。
水も冷たいし、とげは痛いし・・・。
お疲れ様でした。

投稿: 由莉まま | 2008年2月 2日 (土) 19時44分

ジュリアの根がまたすごい状況ですね…。
ベビー42匹ってすごいですね。
もはや養殖場?

遺跡発掘のバイトに誘われたことがあります。
私には務まらないとお断りしました。
腕に磨きをかけ、おばちゃんを見方につけたHirokazuさんはすごいなー。

投稿: もも | 2008年2月 2日 (土) 23時12分

知られざる過去を知ることができ今日は満足です(*^^)v
シザーハンズで想像するとなお面白い。
しかもおばちゃんワールドに認められるという至難の技まで身につけるなんて更に大満足してしまいました。
でもなんとなくわかる。
Hirokazuさんっておばさんうけしそう。
そして大事にされそう(^^♪

投稿: nayamom | 2008年2月 2日 (土) 23時28分

*だらだらと長くなってしまったのに
 読んで頂いてありがとう♪です!

由莉ままサン;

鉢から出す時が特に辛かった!
このまま「ぎっくり腰」とやらになってしまうのではないか、と恐れながら鉢を抱えてトントン叩くのだが、重いし手は痛くなるし...
その後しばらくワタシはまるで使いモノになりませんでした...
今もまだ手に引っ掻き傷残ってるし!


ももサン;

「これがオオクワガタやヘラクレスオオカブトだったらなあ」
としみじみ思いました^^

発掘は面白いですよ!
同じ遺構でも作業するヒトによって全然違う表情になったりするし...性格がモロに出ます♪


nayamomサン;

ワタシがバイトした発掘現場にきていた「おばさん」たちはカッコいいヒトが多かったのです。
美術にも古典にも造詣が深かったり、フランス語ペラペラだったり、「肝っ玉母さん」だったり、発掘現場にピザを宅配させてみんなに振る舞う不思議なヒトだったり...
ヘルメットかぶって首にはタオルだったけど、
なんちゅーか、「精神の輝き」みたいなのがあって、
一緒にいてホントに楽しかったです♪

投稿: Hirokazu | 2008年2月 3日 (日) 00時20分

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