いまさらながら...
『クアトロ・ラガッツィ―天正少年使節と世界帝国』
文庫の発売とほぼ同時に購入したものの、
他の本と平行して1日数行ずつしか読んでなかったりしたので、先日ようやく読了。
読んでる最中は
「やはりイタリア男は昔から人気だったのか」
とか
「フロイスの描き方が『ローマ人...』のキケロみたい」
とか
「戦国末期のコトを語るのに『藩』という表現はイカガなモノか?」
とか
まあいろいろ楽しみながら読んでたのだが、
最後の「解説」(樺山紘一)に至って呆然。
「えっ?若桑みどりって、死んじゃったの?」
彼女が去年の10月に亡くなっていたコトを
ワタシはまるっきり知らなかったのであった...
ワタシが彼女の講義をとったのは
「マニエリスム芸術論」が出たあと、「薔薇のイコノロジー」はまだ出てないぐらいだったろうか。
*ちなみにワタシの大学で講師をしてたという経歴は
なぜかネット上では全く触れられてない(笑)
ろくに登校しないで芝居にかまけるダメ学生だったので、
講義もほとんど身に付いていない。
イタリアのおばちゃんのモノマネが絶妙だったなあ...
などといったしょーもない思い出しかないし。
しかし、身にはつかなかったものの、
ワタシの目の前に新たな世界を示してくれた「恩師」ではある。
*同様に鶴岡真弓氏についても「面白い喋り方だなあ」
という思い出しかないのだが、ワタシは共に尊敬している
とかなんとか言いながら、
彼女の本はどれも高いのでほとんど読んでなかった。
「クアトロ・・」が出た時も
天正少年使節(=ワタシにとっては「安土城の屏風の物語」)
を若桑みどりが!
という興味シンシン黄金の組み合わせ!だったのに
「高くて買えない...」とやりすごしてきた。
(図書館とかで借りて読むのは苦手!)
文庫になってようやく読めたと思ったら
「追悼あとがき」付きとは...
スーパーアグリのF1撤退と共に、
ココロに穴があく思いをさせる出来事なのであった...
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コメント
やっとたどり着けたら追悼あとがきとは、悲しいですね。
私は高校のとき、とある大学の先生のファンになりまして、大学に入ったらその年から講義が一度もなく、そして一度も会う機会がないまま亡くなってしまいました。
他愛のない記憶しかなくても、受講した思い出があるっていいですね。
投稿: もも | 2008年5月10日 (土) 02時02分
ももサン;
入ったその年から講義がなくなっちゃったてのは残念ですねー!
まあ、憧れて会ってみたらただのエロおやぢだった(?)
ってカタもいらっしゃいましたけど...
投稿: Hirokazu | 2008年5月10日 (土) 04時22分